新型肺炎 集団感染公表から1カ月 問われる中国の集権的対応
by 会員限定有料記事 毎日新聞中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、市当局が2019年12月31日に集団感染を初めて公表してから1カ月が過ぎた。この間、武漢市の封鎖など、前代未聞の措置をとってきた中国指導部だが、感染拡大は収まる気配を見せず、体制への逆風もかつてなく強まっている。【北京・河津啓介、ニューヨーク隅俊之】
1月30日に世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言したことを受けて、中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)報道局長は31日の声明で、自国の対応を「WHOや多くの国が高く評価している」と主張。「我々は感染対策の闘いに打…
この記事は有料記事です。
残り763文字(全文1045文字)
または