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参院予算委員会で「桜を見る会」を巡る問題に関して立憲民主党の蓮舫参院幹事長の再質問を聞く安倍晋三首相=国会内で2020年1月30日午後3時12分、川田雅浩撮影

変遷続ける安倍首相の「桜を見る会」発言 疑惑解消ほど遠く

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 首相主催の「桜を見る会」を巡る安倍晋三首相の発言は、会の「私物化」が指摘された2019年11月以降、変遷を続ける。27~31の日程で開かれた衆参予算委員会でも、招待者の推薦に妻昭恵氏の意見を反映したことを、自ら認めるなど答弁は揺れた。一方、公職選挙法に抵触しかねない私物化は一貫して否定。それでも答弁内容は根拠に乏しく、疑惑解消にはほど遠い状況にとどまった。

 問題が注目された契機は、19年11月8日の参院予算委での田村智子氏(共産党)の質問。地元支持者が多数招かれた疑惑をただす田村氏に対し、首相は「招待者の取りまとめは内閣官房と内閣府。主催者としてあいさつや接遇はするが、取りまとめには関与していない」と明言した。

 だが、首相の事務所名で作成された桜を見る会を含めたツアーの案内状の存在などが報道されると、同20日の参院本会議での那谷屋正義氏(立憲民主党)への答弁で「事…

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