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羽田空港に到着した中国・武漢からのチャーター機=2020年1月31日午前10時32分、吉田航太撮影

武漢の帰国希望者なお140人 湖北省滞在者や中国籍の配偶者の対応も課題

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 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、日本政府は中国湖北省武漢市にチャーター機を3日連続で派遣し、日本人565人を帰国させた。だが、現地ではまだ日本人約140人が帰国を希望しており、WHOの緊急事態宣言で中国側が外国人の出国について消極姿勢に転じないか警戒を強めている。

 政府は1月28~30日、270人乗りの全日空機(ボーイング767)を派遣。帰国した565人は全員が武漢市に滞在していた日本人で、早期の帰国希望者は武漢市内に限れば「ほぼ全員が帰国できた」(茂木敏充外相)としている。

 今後の課題は、武漢市以外の湖北省に滞在する日本人や中国籍の配偶者らにどう対応するかだ。外務省関係者によると、帰国を希望する日本人は武漢市に30~40人、同市以外の湖北省に100~110人の計約140人で、中国籍の配偶者ら120~130人も日本への退避を希望している。

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