スマホ出荷台数、アップル抜いてファーウェイが2位…首位はサムスン

 米調査会社IDCが30日発表した2019年のスマートフォンの世界出荷台数によると、メーカー別のシェア(占有率)で中国の華為技術(ファーウェイ)が17・6%となり、米アップル(13・9%)を抜いて2位になった。首位は前年に続いて韓国サムスン電子(21・6%)だった。

 全体の出荷台数は前年比2・3%減の13億7100万台で、3年連続で減少した。大市場の中国で、次世代通信規格「5G」に対応したスマホの価格低下を期待して買い控える消費者が多かったためという。

 IDCは、スマホの生産拠点となっている中国で新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大しており、「中国のサプライチェーン(部品供給網)に依存する全てのメーカーに悪影響が及ぶ可能性がある」としている。