バスガイド「三次感染」か…感染判明のバス運転手に同行
厚生労働省は31日、新型コロナウイルスの感染者が国内で新たに3人確認されたと発表した。このうち1人は千葉県に住む外国籍の20歳代の女性バスガイドで、すでに感染が判明している奈良県の男性バス運転手と同じツアーに乗務していた。
発表によると、女性は1月18~22日、中国・大連市からのツアー客を乗せたバスに奈良県の運転手と共に乗務。この運転手はその前に別のツアーで武漢市からの観光客をバスに乗せていた。武漢では多くの患者が発生しているが、大連で確認されている感染者は少ないことなどから、同省は、運転手から女性に感染が広がる「三次感染」が起きた可能性があるとしている。
残る2人は政府のチャーター機第2便で帰国した邦人で、30歳代と50歳代のいずれも男性。2人とも発熱などの症状はなかった。国内で確認された感染者はこれで計17人となった。
第2便の他の帰国者208人は、全員陰性だった。