大沢たかおの圧倒的な存在感!岩田剛典らが脱帽

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主演を務めた大沢たかお

 俳優の大沢たかおが31日、都内で行われた主演映画『AI崩壊』初日舞台あいさつに出席し、座長として作品を引っ張ってきた大沢の熱い挑戦に賀来賢人岩田剛典ら共演者から絶賛が相次いだ。舞台あいさつには広瀬アリス入江悠監督も登壇した。

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 本作は、映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江監督が、いまから10年後の未来を舞台に、人工知能が暴走して日本中を巻き込む大惨事に発展してしまう姿をつづったSFサスペンス。大沢は、人々を守る医療AI「のぞみ」の開発を担当した天才科学者・桐生浩介を演じる。

 高速道路や地下道、貨物船などCGに頼ることなく全国で過酷なロケを行った本作。劇中、追われる身となる大沢は全編を通してとにかく走った。そんな大沢の姿にスタッフやキャストは「本当にすごかった」と脱帽すると、賀来は「現場に大沢さんがいらっしゃるだけで安心感がありました。口でなにかを言うわけではないのですが、大沢さんについていけば間違いないと思える背中。本当に助けていただきました」と改めて感謝を述べる。

 警察庁の若き天才捜査官・桜庭誠を演じた岩田も、これまで経験したことのないような役柄に、入江監督らと綿密に打ち合わせを重ね、熱量を込めて作品作りに参加した。そのなかで大沢の存在感は非常に大きかったようで「現場にいてくれるだけで大丈夫だと思えるぐらい存在感がありました」と語っていた。

 入江監督もオリジナル脚本で勝負したということで、スタッフたちの熱量もすごかったと撮影を回顧すると「あるとき、あまりにスタッフたちが熱くなりすぎて、現場がギスギスし始めたんです。そんなとき大沢さんが皆に『飲みましょう』と声をかけて下さり、一致団結できたんです」と大沢の立ち振る舞いに感謝する。

 大沢は「皆の作品に対する思いが嬉しかったんです」と笑顔を見せると、賀来は「撮影が終わってから僕と岩田くんをご飯につれていってくれたんです」とエピソードを披露。大沢は「岩田くんも賀来くんも『作品を多くの人に観てもらうにはどうしたらいいのか』と熱い思いを話してくれて嬉しかった」と食事に行った理由を述べると、「でもお店の予約を間違ってしまったのか、団体客の横になってしまって……。一般の女性たちがたくさんいるなかで、賀来くんと岩田くんがいたときは申し訳ないなと思いました」とお茶目な一面も見せていた。

 また、大沢は公開初日に劇場に訪れた観客に何度も「ありがとうございました」と感謝を述べると、「この映画を観ていただいてなにかを持ち帰ってもらえたら幸せです」と作品に込めた思いを語っていた。(磯部正和)