防衛省、民間フェリーを武漢からの帰国者の宿泊施設に活用
by 毎日新聞河野太郎防衛相は31日、新型肺炎の感染拡大防止に向け、災害派遣に関する自衛隊行動命令を出した。防衛省が契約している民間フェリー「はくおう」(約1万7000トン)を、武漢からの帰国者の宿泊施設として活用する。またホテルなど各宿泊施設に自衛隊員を派遣して、食事の運搬など生活支援にあたらせる。
はくおうは個室が94部屋。31日に停泊していた相生港(兵庫県相生市)を出発し、1日に東京湾に到着して待機する。政府がチャーターした飛行機の第4便以降で必要があれば使用する。
はくおうは2016年の熊本地震などで被災者を宿泊させたことがある。【町田徳丈】