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即位礼正殿の儀に参列するため、宮殿に入る安倍昭恵氏=皇居・宮殿南車寄せで2019年10月22日午後0時20分、手塚耕一郎撮影

昭恵氏の旅費を公表 17年度は「該当なし」 政府答弁書

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 政府は31日に閣議決定した答弁書で、安倍晋三首相の妻昭恵氏が「首相の公務遂行の補助」を行った際、国が負担した旅費と日当の合計金額を明らかにした。2013年度は85万4980円▽14年度は95万5310円▽15年度は1万4910円▽16年度は90万1630円▽18年度は1万7480円▽19年度は1万9230円――で、学校法人「森友学園」との関係に注目が集まった17年度は「該当なし」だった。

 内閣官房によると、旅費の内訳は「鉄道賃」と民間航空会社に支払った「航空賃」で、首相の外国出張に同行した際の政府専用機の搭乗費用は含まれていない。日当が支払われたのは13~14年度のみで、15年度以降は「昭恵氏が受け取りを辞退している」(担当者)という。昭恵氏が公的な活動を行う際に使う車両に関しては「専用の公用車は割り当てられていない」とした。

 立憲民主党の有田芳生参院議員の質問主意書に答えた。【青木純】