兵庫・丹波市の水道工事談合 逮捕の主査、容疑認める
by 毎日新聞兵庫県丹波市発注の水道工事の入札に絡む談合事件で、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された市水道部工務課主査、樋口仁志容疑者(40)が、業者に価格情報を漏らしたとおおむね認めていることが31日、捜査関係者への取材で明らかになった。工事を落札した「前田建設」(丹波市)の役員、足立義則容疑者(49)=公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕=も容疑を認めているという。
捜査関係者によると、2人は5年ほど前に仕事を通して知り合った。樋口容疑者は工事経験が豊富だった足立容疑者を頼り、懇意になったとみられる。談合の疑いがある2019年9月の入札前、足立容疑者が樋口容疑者にビール1箱(約4000円相当)を贈っていた。【黒詰拓也】