ドルト、アルカセルをビリャレアルに売却…移籍金は約２８億円

　ドルトムントのパコ・アルカセルがビリャレアルに移籍することが決まった。

　２０１８年夏にバルセロナからドルトムントに加入したアルカセル。早くから大きな活躍を見せるなど、昨シーズンにはブンデスリーガ２位のゴール数を記録した同選手だが、今シーズンはここまで公式戦１５試合（７ゴール）に出場と十分なプレー時間を得られていない。さらに、今冬にはアーリング・ハーランドが加入し、スペイン代表ＦＷの退団が頻繁に報じられている。

　これを受け、ドルトムントで公式戦４７試合２６ゴールをマークしたアルカセルに対して興味を示したのがビリャレアル。一時は古巣のバレンシア行きが報じられていたものの、３０日にビリャレアルがスペイン代表ＦＷの獲得を発表する。なお、移籍金はクラブ史上最高額となる２３００万ユーロ（約２８億円）と報じられており、双方は２０２５年までの５年半契約を結んでいる。

　一方、アルカセルを売却したドルトムントは、間もなくデッドラインを迎える冬の移籍市場で、さらなるビジネスを目論んでいる様子。ユベントスで出場機会を得られないエムレ・ジャンの獲得に動いており、２５００万ユーロ（約３０億円）のオファーがあれば、セリエＡ王者も放出に踏み切ると考えられている。

　ドルトムントのスポーティングディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏は３０日に「我々は選手と話をしている。別に隠すことではない。しかし、まだ何も決まっていない」と興味を認めるも、それ以上の詳細を語ることを避けていた。（Goal.com）