中国大使館にて。「国賓問題」など
by 原田義昭自民党総務会の役員が中国大使に招待を受けたので、鈴木俊一総務会長を含む5、6人で出席しました。大使館は、実に立派な建物で、部屋、部屋の調度も素晴らしい。食事も豪勢な中華風、余り食べたことのない本格的なもの、酒もつい飲み過ぎたかも。
孔げんゆう大使とは旧知の仲、私の大臣時代、着任早々に挨拶に来られた、恐ろしく日本語が上手で、なかなか手強いというのが私の印象。
食事は実に楽しく進みました。新型ウイルスも1番の話題。鈴木氏の座持ちも立派なもので、彼の実父「鈴木善幸氏」(元首相)は「自民党総務会長」の最長の履歴を誇るもので、これも大きな話題になりました。
私は、敢えて習近平主席の「国賓問題」を取り上げました。敢えて自説を唱えました。習近平主席の来訪は大歓迎すべきこと、しかし3、4月になれば国民に反対の嵐が起こる心配があること、12月の首脳会談では約束したにかかわらず、日本の固有の領土尖閣列島には連日の領海侵犯が続いていること、香港など人権問題を心配する人が多いこと、1960年にはアイゼンハワー大統領が中止になったこともある、それ故に、尖閣諸島への侵犯を止めよ、日本人の拘束は止めよ。真の日中友好、「国賓歓迎」のためには、これらが必要だ・・・
私も、そこが外交上極めて重要で、かつ酒の席とは分かっていました。しかしやはりこの瞬間しかない、大使と直々に会えるなど、他にあり得ません。座が冷えたのは感じました。が、同席の議員たちが上手く繕ってくれたようです。