ボクシング 井上尚が4月、ラスベガスでカシメロと3団体統一戦
by 毎日新聞世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)のバンタム級王者(WBAはスーパー王者)の井上尚弥(26)=大橋=は31日、東京都内で記者会見し、4月25日(日本時間26日)に、米ネバダ州ラスベガスで、世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者のジョンリール・カシメロ(30)との王座統一戦を行うと発表した。
主要3団体統一王者となれば日本人初。井上尚は「4団体統一を目指す上で欠かせない試合。危なげなく勝ちたい」と、通過点であることを強調した。カシメロの印象は「荒々しく、野性味あふれる人。ハードパンチに気をつけながら戦いたい」と語った。
階級最強を決める2019年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝を制した際は、右眼窩底(がんかてい)を骨折した。井上尚は「もう心配ない。怖さも全然ない」と断言した。
井上尚の戦績は19戦全勝(16KO)。カシメロは33戦29勝(20KO)4敗。【黒川優】