ベティスの英雄ホアキン、38歳140日で初ハットトリック。5大リーグ最年長記録に
リーガエスパニョーラ第16節のベティス対アスレティック・ビルバオ戦が現地時間8日に行われ、ホームのベティスが3-2で勝利を収めた。ベティスの元スペイン代表MFホアキン・サンチェスはこの試合でハットトリックを達成している。
先発で出場したホアキンは前半2分、11分、20分と立て続けにゴールを挙げてハットトリックを達成。これまで通算800試合以上を戦ってきたキャリアで初めてのハットトリックとなった。
英メディア『BBC』などによれば、38歳140日でのハットトリックはリーガ最年長記録。レアル・マドリーのレジェンドであるアルフレッド・ディ・ステファノ氏が保持していた37歳255日という記録を55年ぶりに塗り替えた。
さらにスペインだけではなく、欧州5大リーグでも最年長のハットトリック記録となる。ドイツではクラウディオ・ピサーロ、イングランドではテディ・シェリンガム、イタリアではシルビオ・ピオラ、フランスではトニー・カスカリーノがいずれも37歳での最年長ハットトリック記録を保持しており、38歳での達成者は5大リーグで初となった。
またスペインのデータの専門家ミスター・チップ氏によれば、前半20分までにハットトリックを達成した選手はリーガの歴史上わずか7人目だという。21世紀ではクリスティアーノ・ロナウドが2015年9月のエスパニョール戦で同じ20分までに3点を挙げたのが唯一の例だった。
ホアキンは最近3試合で5得点と順調にゴールを重ねており、これで今季6得点。早くも昨季の得点数に並んでいる。
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