https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/12/02/20191202k0000m040224000p/6.jpg?1
ロシア反ドーピング機関のモスクワの検査所で検体を手にする職員=2016年5月、AP

露出場禁止、東京五輪に影 WADA決定IOCも支持

by

 東京五輪・パラリンピックへのロシア選手団の出場が9日、難しくなった。組織的なドーピング不正を受け、世界反ドーピング機関(WADA)がスイス・ローザンヌで開いた臨時常任理事会で4年間の主要大会への出場禁止を決めた。スポーツ大国が不在となれば、世界最高の舞台をうたう祭典に影を落とすことになる。

 「あまりにも長い間、ロシアはスポーツのクリーンさを損ねてきた。不正をただす多くの機会がありながら、偽りと否定を繰り返してきた」。理事会後に会見したWADAのクレイグ・リーディー委員長は、厳しい口調で批判した。

 昨年4月にWADAは権限を強化し、規定を順守しない国を主要大会から排除できるようになった。国際パラ…

この記事は有料記事です。

残り473文字(全文774文字)

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら