ボクシング・井上尚弥、回復アピール「もう目に違和感ない」 次戦は来春米国か
by 毎日新聞11月7日のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝で勝ち、初代王者になった井上尚弥(大橋)が9日、横浜市の所属ジムで本格的な練習を再開した。決勝で右眼窩底(がんかてい)を骨折したが、「もう目に違和感はない」と順調な回復をアピールした。
決勝の後は安静にして回復に努めてきた。右目の下を触ると痛みがあり、スパーリングはまだできないといい、この日はシャドーボクシングやミット打ちを約1時間行った。「心身共にリラックスできている。少しずつ、次戦に向けて練習していく」と明るい表情で話した。
所属ジムによると、次戦は来春に米国で行う方向で調整中で、相手は世界ボクシング機構(WBO)同級王者のジョンリール・カシメロ(フィリピン)が有力。井上尚は「この1年、納得できる試合をできた。来年も皆さんが期待するようなファイトをしたい」と意欲を見せた。【黒川優】