https://www.cnn.co.jp/storage/2019/12/09/ba908e19dc56ad30e156c73cd60d3dd4/t/768/432/d/washington-accident-girls-escape-map.jpg
米ワシントン州で、4歳の女児2人が事故車から自力で脱出する出来事があった/Google Maps

4歳児2人、事故車のチャイルドシートから自力で脱出 米

(CNN) 米北西部ワシントン州のシアトル郊外で、走行中の車が道路からそれて樹木に激突する事故があり、チャイルドシートに乗せられていた4歳児2人が自力で脱出、無事に保護されたことが分かった。

州警察の報道担当者によると、車は6日午後6時ごろ、道路から約60メートル離れた林に突っ込んだ。運転席の男性(47)はシートベルトを着用せず、即死したとみられる。

女児2人は後部座席に乗っていたが、チャイルドシートのベルトを自力で外して車から脱出。林を抜け、土手を越えて路肩に出た。通りかかった女性ドライバーが2人に気付いて車に乗せ、緊急通報したという。

警察の報道担当者によれば、現場付近は人通りが非常に少なく、2人が発見されたのは「幸運そのもの」だった。

警察と消防が現場に出動し、運転者の死亡を確認した。女児らは近くの病院で軽い傷の手当てを受けた後、家族のもとへ帰ったという。

同担当者は、幼い2人が寒くて暗い事故現場から生還したのは「極めて勇敢」な行動だったと称賛した。