【公演レポート】「スクルージ」が日生劇場で開幕、市村正親が3人の“精霊”への感謝語る(コメントあり)
ミュージカル「スクルージ~クリスマス・キャロル~」が、昨日12月8日に東京・日生劇場で開幕した。
本作は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズが1843年に発表した小説「クリスマス・キャロル」を原作とするミュージカル。舞台は19世紀半ば、人々でにぎわうロンドンのクリスマス・イブ。ケチでいじわるな金貸しのスクルージがクリスマスの精霊が見せる過去・現在・未来によって自分の生き方を見つめ直す姿が描かれる。
1994年からスクルージ役を演じてきた市村正親は、「今回初めて日生劇場での『スクルージ』上演となりますが、来るべくしてついに来たと思っています。『スクルージ』には3人の精霊が出てきますが、僕にとって過去の精霊は浅利慶太さん、現在の精霊は日生劇場の生みの親である弘世現さん、未来の精霊は蜷川幸雄さんです。今回日生劇場で上演できるのは、まさしく3人の精霊に見守られているおかげだと思っています」と感慨を語っている。
演出を井上尊晶が務め、共演には武田真治、田代万里生、実咲凜音、畠中洋、安崎求、愛原実花、今陽子、今井清隆が名を連ねた。上演時間は休憩20分を含む約2時間40分を予定。公演は12月25日まで行われる。
市村正親コメント
今年は1・2月が「ラブ・ネバー・ダイ」、12月にまた「スクルージ」と日生劇場の舞台に立つことができ、すごく嬉しいです。今回初めて日生劇場での「スクルージ」上演となりますが、来るべくしてついに来たと思っています。「スクルージ」には3人の精霊が出てきますが、僕にとって過去の精霊は浅利慶太さん、現在の精霊は日生劇場の生みの親である弘世現さん、未来の精霊は蜷川幸雄さんです。今回日生劇場で上演できるのは、まさしく3人の精霊に見守られているおかげだと思っています。
ミュージカル「スクルージ~クリスマス・キャロル~」
2019年12月8日(日)~25日(水)
東京都 日生劇場
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本・作曲・作詞:レスリー・ブリカッス
演出:井上尊晶
キャスト
エベネザー・スクルージ:市村正親
ボブ・クラチット:武田真治
ハリー / 若き日のスクルージ:田代万里生
イザベル / ヘレン:実咲凜音
トム・ジェンキンス:畠中洋
ジェイコブ・マーレイ:安崎求
クラチット夫人 / 過去のクリスマスの精霊:愛原実花
フェジウィッグ夫人:今陽子
現在のクリスマスの精霊:今井清隆
阿部裕、板垣辰治、高橋ひろし、中西勝之、藤田遼平、松井慧夢、萬谷法英、家塚敦子、伽藍琳、小島亜莉沙、七瀬りりこ、三木麻衣子、森加織、横岡沙季 / 飯田汐音、加藤憲史郎、川原瑛都、小林百合香、瀧澤拓未、鳴海竜明、持田唯颯、山田樺音(五十音順)
※川原瑛都と鳴海竜明はWキャスト。