https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/12/09/20191209k0000m040161000p/6.jpg?1
大阪府警がトランクルームから押収した覚醒剤と保冷ボックス(左)=府警提供

トランクルームに覚醒剤12キロ 所持容疑で組員逮捕 大阪府警

by

 トランクルームで覚醒剤約12キロ(末端価格約7億2000万円相当)を保管したとして、大阪府警は9日、指定暴力団稲川会系組員の工藤正志容疑者(53)=横浜市南区=を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで再逮捕したと発表した。府警は密売による利益が暴力団に流れたとみて調べている。

 容疑は今年10月16日、横浜市南区のトランクルームで、覚醒剤約12キロをスーツケースや保冷ボックスに隠して営利目的で所持したとしている。府警は認否を明らかにしていない。

 府警は4月、同法違反容疑で逮捕した密売人の男2人が拠点としていた、大阪市内のマンションの一室を捜索。覚醒剤が入れられていた菓子箱の袋から工藤容疑者の指紋を検出した。

 府警は10月、トランクルームから出てきた工藤容疑者を職務質問。覚醒剤約100グラムの入ったポリ袋を所持したとして現行犯逮捕し、トランクルームを捜索していた。