西部ガス、温浴施設「ヒナタの杜 小戸の湯どころ」開業
by 毎日新聞西部ガスが新規事業として福岡市内にオープンさせる温浴施設「ヒナタの杜 小戸の湯どころ」の完成を祝う式典が9日、開かれた。道永幸典社長は「新規事業への挑戦を社員に体感してもらえる象徴的な施設だ」と話し、今後、他地域にも展開する考えを示した。年間の利用者数35万人、売上高は5億円を目指す。
施設は同市西区内の約2200平方メートルの敷地に13日オープン予定。鉄骨造り2階建てで、1階が入浴施設のほか回転ずしやビュッフェ形式のレストラン、2階が岩盤浴やリラックスルームとなっている。
お湯には1000分の1ミリの泡を溶かしており、毛穴から血行などに刺激を与えて体を温まりやすくしたほか、髪にうるおいを与える炭酸シャワーや高級ドライヤーをそろえるなど、女性客の取り込みを意識した。
2階の大部分は床暖房などを使って人がリラックスできる室温だという26~27度に保ち、横になったり読書をしたりすることができる。料金は入浴のみが大人850円(土日・祝日は900円)、岩盤浴やリラックスルームも使うと1600円(同1700円)。営業時間は午前9時~翌日午前0時。【高橋慶浩】