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レアル・マドリー時代のデイビッド・ベッカム氏【写真:Getty Images】

ベッカム氏最高速!? 豪快に突き刺したレアル時代の“弾丸シュート”

 マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリー、イングランド代表での活躍によりサッカー界に強烈なインパクトを残したデイビッド・ベッカム氏。ストライカーではない同氏の得点数は、特にマドリー時代以降は決して多くはなかったが、語り継がれる印象的なゴールも多い。

 そのベッカム氏のプレーの最大の特徴だったとされるのが中長距離のキックの精度。右足インフロントから繰り出される精密なボールは芸術的な弧を描き、フリーキックやミドルシュートであればゴール隅の絶妙なコースを、クロスであれば味方選手の頭や足を正確に捉えた。

 だが、それだけが全てではない。ちょうど15年前の2004年11月28日に生まれたゴールは、ベッカム氏の右足が秘めていたポテンシャルの凄まじさを別の形で示している。

 ホームにレバンテを迎えたマドリーがロナウドの2得点とルイス・フィーゴの1得点で3-0のリードを奪って迎えた55分。相手陣内中央でボールを持ったベッカム氏が対面の選手をかわして右足を振り抜くと、ボールはほぼ直線的な弾道でゴールマウスへと向かい、GKの手をわずかに弾いてネットに突き刺さった。

 チームにタイトルをもたらすような劇的なゴールではなかったとしても、豪快さという点ではキャリア屈指の一撃だったかもしれない。ラ・リーガの英語版公式ツイッターアカウントでは28日にこのゴール動画を投稿し、「リーガでのベッカムのベストゴール?」と紹介している。

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