本質は右翼ではない 「部下死なせた戦争」が原点=北岡伸一氏
by 会員限定有料記事 毎日新聞29日、101歳で死去した中曽根康弘元首相。政治学者の北岡伸一・国際協力機構理事長のコメントは次の通り。
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中曽根氏は日本の国力がピークのときに首相を務めたといえ、世界でもよく知られたリーダーだ。「右翼」「ナショナリスト」などと言われるが、それは本質を突いていない。中曽根氏の原点は戦争にある。彼はフィリピンやインドネシアに赴き、ロジスティックスの任務を与えられていたが、その任務中に部下を何十人か死なせてしまった経験がある。あまり知られていないが、国会議員になって最初のスピーチで、アジアに対して大変迷惑をかけたと謝罪している。一方で、平和のためには一定の軍…
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