ロッテ・東妻が500万円増で初更改 弟・純平には時計をプレゼント
ロッテの東妻勇輔投手(23)が29日、ZOZOマリンスタジアムにて交渉し、500万円増の年俸1700万円で契約を更改した。
「すごい緊張して、手が震えた。思っている以上に上がったので、うれしかった」
日体大からドラフト2位で入団。開幕当初は制球に苦しみ、2軍での調整が続いたが、7月に1軍初昇格。夏場に疲れのたまり始めたリリーフ陣に割って入ると、躍動感のある投球でチームに流れを呼び込み、24試合すべて救援登板ながら3勝(2敗)を挙げた。
「この先もっとやらなきゃいけないというのが明確になった1年。悪いときに、それを続けないというのが長いシーズンを戦うためには必要。それが自分には足りなかった」
鳥越ヘッドコーチの仲介を受け、来年1月にはソフトバンクを日本一に導いた守護神・森のグアム合同自主トレに弟子入りすることも決定。「打たれたときの対処や技術面ではコントロールも一から鍛えていかないと。もっと自信を持って投げられるようにしたい」と来季は50試合以上の登板を目標に掲げた。
DeNA4位で弟・純平も今秋、プロ入りを果たした。入団会見などのため今月、横浜を訪れた弟と食事をともにした東妻はプロ入り祝いをリクエストされ「『好きなものを買ってやるよ』って言いました。でもそこはまだ高校生の感覚なので」と、本人の希望に応えて約3万円のカルバンクラインの時計をプレゼント。「自分と同じで背も小さくて、飛び抜けた素質があったわけでもないのに、あれだけプロに評価されたというのはすごい頑張ったなと思う」と優しい兄はほほみ、ともにプロで活躍することを誓った。(金額は推定)