市原隼人『脳内会議』ラブコメ主演 共演にジャニーズJr.本高克樹、斉藤優里ら
俳優の市原隼人が、2020年3月14日から東京・新国立劇場の中劇場で上演される舞台『脳内ポイズンベリーに』に主演することが、わかった。一人の人間の頭の中で擬人化された5つの思考が “脳内会議”を繰り広げるというラブコメディー。市原は“議長”吉田役を演じ、現実世界を生きる人間で脳内の5つの思考が擬人化されて現れる、いちこ役は蓮佛美沙子に決定。このほか、元宝塚男役トップスターの早霧せいな、グァンス(SUPERNOVA)、外部舞台初出演となるジャニーズJr.の本高克樹(7 MEN 侍※高ははしごだか)、元乃木坂46の斉藤優里が脇を固める。
同舞台は『失恋ショコラティエ』『窮鼠はチーズの夢を見る』で知られる人気漫画家・水城せとな氏による原作漫画を実写化。2015年には佐藤祐市氏が監督を務めて映画化され、佐藤氏が今回も初の舞台演出を手掛ける。
吉田のほか、脳内会議メンバーとして恋に期待しないクールなキャラで、いちこの脳内の“ネガティブ思考”池田役は早霧、脳内の“記憶”であり脳内会議の書記、岸役をグァンス(SUPERNOVA)。弾けるように明るい脳内の“ポジティブ思考”石橋役を本高、愛くるしい笑顔で回りを明るく照らす脳内の“瞬間の感情”ハトコ役を、斉藤がそれぞれ演じる。
ある日いちこは、飲み会で一緒になって以来気になっていた年下男子・早乙女に、偶然遭遇する。『運命の再会』に脳内はたちまちパニック状態に。吉田を中心とした脳内会議の多数決でひとまず話しかけてみたはいいものの、つれない反応に会議はまたまた、すったもんだの大騒ぎ。
さらに、いちこの担当編集である越智も、いちこに恋心を寄せはじめ…。果たして、いちこは幸せになることができるのか? 人生最大の三角関係が勃発する中、吉田を議長とする脳内会議のメンバーは、本当にいちこの幸せな道を選ぶことができるのか。
原作の水城氏は「『脳内ポイズンベリー』は一人のアラサー女性の頭の中であーでもない、こーでもない、どうしよう…と繰り広げられている思考を擬人化表現した作品です。観てくださった方に、人間って愚かで愛おしい、自分って愛おしい、と感じていただければうれしいです。漫画とも映像とも違う手法でどのように舞台上で表現されるのか、わたしも一観客として楽しみにしています」と期待を寄せる。
座長を務める市原は「これからのけいこに向け、今ある作られた作品の世界を壊し、一から積み上げます。楽しみで仕方ありません。皆様の想像を超える舞台を創り上げますのでお楽しみ下さい」とアピールしている。
■キャストコメント
市原隼人
「ある人間の脳内の感情が擬人化し会議を行う物語の中、議長の吉田を務めさせて頂きます。これからの稽古に向け、今ある作られた作品の世界を壊し、一から積み上げます。楽しみで仕方ありません。皆様の想像を超える舞台を創り上げますのでお楽しみ下さい」
蓮佛美沙子
「舞台はミュージカルしか経験がなく、ストレートプレイもやってみたいとずっと思っていたので、このお話をいただいた時はすごく嬉しかったです。佐藤祐市監督とは以前ドラマでほんの少しだけお仕事させていただいて、またご一緒したいと願っていたので、監督の初舞台演出作品に携われて、どんな舞台になるんだろうとすごくわくわくしています。
頭の中の脳内会議が大騒ぎでいつも収拾がつかなくなってしまういちこ。彼女の人生の歩み方は共感してもらえるのか、反面教師として映るのか、はたまたイライラされるのか?観た方によって捉え方が違う、人間臭さでお腹いっぱいになる作品だと思います。テンポや間が物凄く重要な作品だと思うので、市原さん始めキャストの方たち、スタッフの方たちと息を合わせて創り上げていけたらと思います」
早霧せいな
「原作漫画の発想がとても面白く『日々、人は考えている時、無意識のうちに脳内会議をする』こういう事は、おそらく誰にでもある!ある!と、あっという間に読んでしまいました。ひとりの女性の脳内会議の全貌をお見せするこの作品が舞台化されるとどうなるのか?私自身も楽しみで仕方ないです。脳内のネガティブ思考として、自分自身のネガティブな思考をフルに使って大暴れしたいと思います(笑)観終わった後は、きっと、どんな自分も肯定してあげられる自分に出会えること間違いなし! ぜひ劇場でお待ちしております」
グァンス
「人気漫画が原作の舞台ということで、お話を頂いた時は本当に光栄でしたし、実力派俳優の共演者の方々のお名前を聞き興奮しました。今までに出演させて頂いた作品とはまた違った感じの舞台で、それだけにさらにやる気も出ました。自分らしく自分しか出来ない役を、作品の中で全力を尽くして表現しようと思っています。原作とはまた違った世界感たっぷりの良い作品になると思います。カンパニーの皆さん、キャストの皆さんと頑張って最高の作品を作り上げます。ぜひ楽しみにしてください。新国立劇場でお待ちしております!」
本高克樹
「この作品は以前から知っていて、出演のお話を聞いた時は本当に嬉しかったです! 石橋という役に関しては原作を見た時からハマっていて、早速ポジティブをばら撒いていこうと思っています。僕はジャニーズの舞台以外で出演することが初めてなので、緊張と不安がとてもありますが、佐藤監督と共演者の方々から色々なことを沢山学んで頑張りたいと思います。是非この素敵な作品を楽しんでいただくと共に、ポジティブいっぱいの新しい本高克樹を見にきてください!」
斉藤優里
「台本を頂いた時にそれぞれの役がとても個性があり魅力的で可愛く、演じるのが楽しみだなと思いました。緊張はしますが、ハトコ役をたくさんの方に見てもらえるように頑張りたいです。自分なりに精一杯頑張らせて頂きますのでたくさんの方に劇場に遊びにきてもらいたいです。よろしくお願いします」