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女子団体で優勝し大喜びする(左から)森ひかる、土井畑知里、佐竹玲奈=有明体操競技場

エースの森「最高です」と満面の笑み 女子団体で日本V

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トランポリン世界選手権第2日(29日、東京・有明体操競技場)

 自国、しかも来夏の東京五輪会場での開催という重圧を力に変えて、女子団体で日本が初の頂点に立った。エースの森は「みんなで頑張った結果」と満面の笑み。「最高です」と何度も繰り返した。

 演技前、スタッフも含めて全員で円陣を組み、「一致団結して頑張ろう」と声をかけあった。最初に演技した土井畑は「期待を背負って戦う緊張はあった」と話す。それでも台の上に上がると、「集中するしかない」と、思い切り台を踏み込んだ。安定した跳躍で前日の個人予選よりも得点を伸ばした。

 続く佐竹も安定した演技を見せた。日本の最終演技者の森は「エースと呼ばれるためには、この場面でもしっかり演技をしなければ」と臨んだ。途中で大きく中心から外れる場面もあったが、落ち着いて立て直し、全選手トップの56・095点をたたき出した。

 非五輪種目で、王者・中国にミスが出た中での優勝とはいえ、日本女子の底上げが確実に進んでいることを証明した。【円谷美晶】