鎌田大地の2発がエメリ解任の引き金に? アーセナル監督交代論がさらに加速
現地時間28日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループリーグF組第5節の試合で、アーセナルはフランクフルトとホームで対戦して1-2の敗戦を喫した。この結果により、英国メディアなどではウナイ・エメリ監督の解任に向けた要求や予想がさらに加速している。
アーセナルは前半にFWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで先制。だが後半にはフランクフルトの日本代表FW鎌田大地に2ゴールを許し、ホームで逆転負けを喫する結果に終わった。
最終節のスタンダール・リエージュ戦に大敗しない限りは決勝トーナメントに進むことはできるとはいえ、アーセナルの置かれる厳しい現状が改めて浮き彫りにされる一戦となった。公式戦7試合連続で白星なしという成績は、1992年以来27年ぶりのことだという。
英『スカイ・スポーツ』はこの敗戦により「エメリはどん底に」「プレッシャーが大きく強まる」と指揮官の窮状を強調。『ガーディアン』は「エメリの時間はなくなりつつある」、『デイリー・メール』は「エメリは終わりか?」など、解任の時が迫っているとの見方を多くのメディアが伝えている。
アーセナルのレジェンドであるマーティン・キーオン氏も「ひどいパフォーマンスだった」と『BTスポーツ』でチームを批判。「監督は身を引く必要があると感じていると思う」「決断を下さなければチームはさらに転落していく可能性がある」と監督交代を求めた。
サポーターもチームとエメリ監督に対して冷たい反応を示している。フランクフルト戦では空席も目立ち、観客席では「エメリ・アウト」と解任を求める横断幕が掲げられていたことなどが伝えられている。
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