「TPAM 2020」身体表現に迫る全11演目がラインナップ
2020年2月に開催される「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020」の詳細が発表された。
1995年に「芸術見本市」として始動した「TPAM」は、アジアを中心とする国内外の舞台関係者が集う、国際的な舞台芸術の祭典。公演、交流、公募の3軸からなり、さまざまなバックグラウンドのディレクターと協働する公演プログラム「TPAMディレクション」では今回、5年にわたる「アジア・フォーカス」の締めくくりとして、身体表現に焦点を当てる。
公演プログラム「TPAMディレクション」には11作品がラインアップ。リー・レンシンの“儀式”としてのダンス「セクション19 - 地域でのダンス儀式」や、サイト・スペシフィックな作風で知られるfieldworks / ハイネ・アヴダル&篠崎由紀子がプロセニアム型劇場空間で発表する「nothing's for something」、障害を表現に転じるカンパニー・劇団態変の「箱庭弁当」、エコ・スプリヤントがインドネシア東ヌサ・トゥンガラ州の伝統舞踊を掘り下げた「イブイブ・ベルー:国境の身体」、中間アヤカが4時間に及ぶソロに挑む「フリーウェイ・ダンス」、タイ古典舞踊の59の型を習得したピチェ・クランチェンが、その先を追求する新作デュオ「No.60」、毛魚&アキラ・ザ・ハスラーと捩子ぴじんが1946年創業のダンスホールで繰り広げる世界初演作など、国内外のアーティストが多彩な作品を披露する。
そのほか、交流プログラム「TPAMエクチェンジ」では、TPAMアドバイザーの平田オリザが兵庫県豊岡市での新たな取り組みを紹介する「舞台芸術AiRミーティング」や、TPAM参加者が自身でテーマを提案して行う「グループミーティング」などさまざまな取り組みを実施。さらに公募プログラム「TPAMフリンジ」にも多様な演目が集まる。
「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020」は2020年2月8日から16日まで、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場ほか、横浜・東京の会場で開催される。
「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020」
2020年2月8日(土)~16日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場、Kosha33(神奈川県住宅供給公社)、横浜市開港記念会館、横浜ボートシアター、クリフサイド、関内新井ホール、横浜赤レンガ倉庫1号館、Amazon Club ほか
「TPAMディレクション」
リー・レンシン「セクション19 - 地域でのダンス儀式」
2020年2月8日(土)~15日(土)
神奈川県 横浜市内某所、Kosha33 ホール
fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子「nothing's for something」
2020年2月9日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
劇団態変「箱庭弁当」
2020年2月9日(日)~11日(火・祝)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
パドミニ・チェター「哲学的実演 1 & 2」
2020年2月10日(月)・11日(火・祝)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
エコ・スプリヤント「イブイブ・ベルー:国境の身体」
2020年2月12日(水)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
タナポン・ウィルンハグン「退避」
2020年2月12日(水)~15日(土)
神奈川県 横浜ボートシアター
fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子「unannounced」
2020年2月13日(木)~15日(土)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
中間アヤカ「フリーウェイ・ダンス」
2020年2月14日(金)・15日(土)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
ピチェ・クランチェン「No. 60」
2020年2月15日(土)・16日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子 + サラ・ヤンセン「unwritten conversation」
2020年2月16日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
毛魚(モア) & アキラ・ザ・ハスラー / 捩子ぴじん 新作
2020年2月16日(日)
神奈川県 クリフサイド