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中曽根康弘元首相と話す渡辺恒雄氏(左)=東京都内のホテルで2007年9月6日午後6時、武市公孝撮影

中曽根氏死去 渡辺恒雄氏がコメント「親の死と同様のショック」

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 読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆は29日、中曽根康弘元首相の死去を受けてコメントを発表した。

 コメントの全文は以下の通り。

 中曽根さんの逝去は、私にとっては親の死と同様のショックです。私が平記者、中曽根さんがまだ陣笠代議士の頃から、毎週土曜日には決まって読書会をして、良書を読みあさった。夜二人で酒を飲むときも、話題は読書の話、政治の話ばかりだった。あのような勉強家、読書家は他に知らない。小泉首相の時、勝手に国会議員定年制を作られ、国会議員を八十五歳で無理矢理引退させられた時は、本当に憤慨していた。質素な生活にも感銘していた。私にとって彼以上に敬愛した人物はいない。