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五百旗頭真氏

日米関係を軸、グローバルな日本の発言を重視=五百旗頭真氏

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 29日、101歳で死去した中曽根康弘元首相。政治学者の五百旗頭真・兵庫県立大理事長のコメントは次の通り。

   ◇

 時代の方向感覚に敏感で、大きな課題に対応していくことができる人だった。戦後の平和主義が強い時代に、国家意識が鮮明で、国益という言葉がなじみにくい時代に国益外交を打ち出した。政治家としての初期は青年将校と言われたが、首相としては案外オーソドックスだった。日米関係を強化して当時のレーガン米大統領と「ロン・ヤス関係」を築き、「自分はキャッチャーを務めるから、しっかり投げろ」と呼びかけ、日本が政治を動かしたことは初めてだ。日米関係を軸にしながら、グローバルな日本の発言を…

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