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「野党の『審議拒否』ではなく、与党の『真実拒否』」原口国対委員長

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 「自分たちが出した資料さえ認めない」。29日、原口一博国対委員長が国会内で記者会見を開き、共産党の田村智子議員に提出された資料が正式なものだと、内閣府がようやく認めた件について言及。この資料は「桜を見る会」の招待区分のうち特定番号が安倍総理のものであることを強く推認できる内容となっている。2015年の「桜を見る会」に招待された「マルチ商法」の元経営者が安倍総理らによる推薦枠の招待客だったことを事実上、政府が認めた形だ。

 原口委員長は、提出された資料が事実であるか内閣府に確認を取ろうとしても「資料を破棄したために分からない」と回答を拒否されてきたことについて触れ、「私たちは対決よりも解決、と言っているが、うその上の解決はあり得ない」「決して野党の『審議拒否』ではなく、与党の『真実拒否』だ」と、これまでの政府の対応を批判した。また原口委員長は、「私たち野党が一致団結して臨めば、結果がついてくることが分かった」と、今後の国会運営についての自信をのぞかせた。

 会見の冒頭、原口委員長は、訃報が報じられた中曽根康弘元総理について「『巨星墜つ』とはこのことだ。私事で恐縮だが、松下政経塾時代、私は中曽根総理のブレーンだった方に師事した。代議士となってからも数々のご指導をいただいてきた」と、哀悼の意を表した。