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プラカードを掲げて行進する参加者たち=大阪市北区で2019年11月29日午後5時37分、猪飼健史撮影

温暖化対策 今すぐ行動を 世界一斉にデモ「グローバル気候マーチ」 大阪

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 世界中の若者らが地球温暖化対策の強化を求めてデモをする「グローバル気候マーチ」が29日、150カ国以上であり、国内でも25都府県で行われた。大阪市北区では市中央公会堂前に約200人が集結。プラカードを手に「ええやんパリ協定」「減らそうCO2」などと声を張り上げて約2キロを歩いた。

 参加した関西インターナショナルハイスクール2年の中山美帆さん(19)は、「日本は海外に比べて関心が低い。この危機を若い世代に伝えたい」と話した。日本は2030年度までに温室効果ガス排出量を13年度比で26%削減する目標を掲げているが、マーチを先導した関西大2年の小林誠道(まさみち)さん(19)は、「今のままでは国際社会で信用を落とす。今すぐ行動が必要だ」と訴えた。

 デモは、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)が1人で座り込みを始めたのが発端。来月スペインで開かれる国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)を前に、機運を高めようと企画された。【阿部周一】