温暖化対策 今すぐ行動を 世界一斉にデモ「グローバル気候マーチ」 大阪
by 毎日新聞世界中の若者らが地球温暖化対策の強化を求めてデモをする「グローバル気候マーチ」が29日、150カ国以上であり、国内でも25都府県で行われた。大阪市北区では市中央公会堂前に約200人が集結。プラカードを手に「ええやんパリ協定」「減らそうCO2」などと声を張り上げて約2キロを歩いた。
参加した関西インターナショナルハイスクール2年の中山美帆さん(19)は、「日本は海外に比べて関心が低い。この危機を若い世代に伝えたい」と話した。日本は2030年度までに温室効果ガス排出量を13年度比で26%削減する目標を掲げているが、マーチを先導した関西大2年の小林誠道(まさみち)さん(19)は、「今のままでは国際社会で信用を落とす。今すぐ行動が必要だ」と訴えた。
デモは、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)が1人で座り込みを始めたのが発端。来月スペインで開かれる国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)を前に、機運を高めようと企画された。【阿部周一】