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移送される朝比奈久徳容疑者(中央)=京都市南区で2019年11月29日午後4時22分

尼崎銃撃 朝比奈容疑者「自動小銃を30発ほど撃った」 殺人容疑で再逮捕

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 兵庫県尼崎市で指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、県警などは29日、愛知県江南市の無職、朝比奈久徳容疑者(52)を殺人容疑で再逮捕した。「(古川幹部を)殺すつもりで自動小銃を30発ほど撃った」と容疑を認めているという。

 再逮捕容疑は今月27日午後5時5分ごろ、尼崎市神田南通1の飲食店前の路上で、殺意をもって自動小銃を数発発射し、古川幹部の頭や胸に命中させ、殺害したとしている。

 捜査関係者によると、朝比奈容疑者は事件発生から約1時間後、現場から北東へ約40キロ離れた京都市内で、警察官に拳銃を向けたとして銃刀法違反などの容疑で現行犯逮捕。「別の神戸山口組系事務所を襲撃するために京都へ来た」などと供述したという。

 朝比奈容疑者は10月下旬、尼崎市の現場近くで県警の警察官から職務質問を受けた。現場前の飲食店は古川幹部が実質経営しており、古川幹部の行動や周辺の状況を観察していたとみられる。今月24日には、同市内のレンタカー業者から1週間の契約で、事件で使った白い軽乗用車を借りていた。