中国軍機が日本と韓国の防空識別圏に進入 領空侵犯はなし
by 毎日新聞韓国軍合同参謀本部は29日、中国軍機1機が韓国の防空識別圏に進入したと発表した。領空侵犯はなかった。この軍用機は日本の防空識別圏にも進入したという。
同本部によると、中国軍機は午前10時5分ごろ、韓国南方の離於島(イオド)(中国名・蘇岩礁)の西側から韓国と中国の防空識別圏が重なる上空に入った後、日本の防空識別圏内を北上。11時45分に韓国の防空識別圏内の日本海で方向転換し南下し、最終的に午後1時36分に韓国の防空識別圏から離脱した。
日本の防衛省統合幕僚監部によると、中国軍機はY9情報収集機。自衛隊が緊急発進(スクランブル)するなどして対応した。離於島付近では日中韓3カ国の防空識別圏が重なり合っている。【ソウル渋江千春】